FC2ブログ

不自然な自殺 「梧倉マンホール変死事件」

05 24, 2019
梧倉(オチャン)は韓国の首都ソウルから南東方向へ70km程度の所にある町です。この梧倉で変死体が発見され、それが「自殺なのか?他殺なのか?」と韓国世論を大きく賑わせる事件に発展したのです。




マンホールで首吊りした変死体




2010年2月7日の事でした。当日の午後4時50分頃、忠清北道清原郡の山中で一体の遺体が発見されたのです。 それはマンホールの蓋に縄の片側を結び付けた状態で首を吊っていたのです。







所がおかしな事にそのマンホールの蓋の上は白と水色のシートで覆われ更にその上に石が置かれていたのです。。 そして遺体の両手は後ろ手に縛られていた状態でした。彼の首はマンホールの蓋に結ばれた縄の片一方で吊られていました。







慌てた第一発見者は即座に警察に通報を入れました。現場に急行した警察官らが見たのはそんな不自然な首吊り状態で死んでいた男性の遺体です。

2月初旬という事もあり遺体は黒色ジャンパーとズボンを着用した状態です。

警察が付近を調べるとそこに死体となった主が乗ってきたであろう車が一台止め置かれてます。車の中を捜索するとそこに黒ぶち眼鏡が無造作に置かれていたのは不自然と言えば不自然な光景でした。

遺体を回収し検視すると男性の遺体には攻撃を受けたような外傷はこれといって見当たらなかったと警察は説明します。




本当に自分で首を吊ったのか?




警察の現場検証の結果、マンホールの深さなどが判明しました。警察の調書には「マンホールの深さは293cm、左右の幅はそれぞれ140cmの正四角形である。」と記載されました。

肝心の遺体の主は「遺体は建設業に携わる41歳男性崔さん」であると身元の確認が完了しました。 警察は遺体の両手が後ろ手に縛られていた事から他殺説が濃厚であると考え捜査を開始しました。

彼の自宅からこの遺体発見場所までの道のりを辿り、CCTVの録画映像を何本も入手し分析を行いました。 家族の証言も聴取され、それによれば「主人は当日、工事代金の回収に行って来ると言い残しひとりで車を運転して出て行った。」との証言を得たのです。

CCTVの記録映像によれば彼の車は中部高速道路を走行していたのですが何故か途中で進行方向が目的地方面から外れて創路インターチェンジに向かっていたのです。







その後、梧倉に現れた彼と思われる人物はコンビニエンス・ストアに立ち寄った姿が撮影されていました。 彼の所有する車からは怪しい指紋などの類は一切検出されません。 これらの状況証拠を元に警察は他殺説を捨て自殺説に転向しました。そして警察は「男性は自らの意思で現場に到達しマンホールの蓋に縄の一方を結び、自分の首にもう片方を結んだ後、最後に自分の両手を紐で束縛しマンホールの蓋を自ら閉めた後に首吊り自殺を実行した。」と結論付けたのです。



家族はそれを否定



残された家族はその捜査結果を全面否定します。その理由として眼鏡の存在でした。家族によれば「主人は黒ぶち眼鏡ではなく、フチなし眼鏡を当日掛けて出掛けています。」「当日の主人は作業用靴を履いて出かけました。しかしコンビニの監視カメラで撮影されていた主人とされる男性の履いていたのは作業用靴ではなくて革靴でした。あれは主人が客と会うときに履く靴です。」と他殺説を突き付けました。

また自ら紐の両端をマンホールの蓋と自分の首に結び、その後に両手を紐で縛り、更にマンホールの蓋を閉めた後にその上に目隠し目的でシートと石を載せる事など人間技では出来ないと言い張りました。



未解決



警察は最終的に「本件は崔さんが他殺に見せかけた巧妙な自殺を行ったものである」との結論で終結を目論みますが、家族の反発やTVや新聞でその事件を知ってしまった世論の反発を受け最終的な結論を出せずに現在に至ってしまいました。9年後の現在も解決には至っていません。





Posted in 韓国
プロフィール

chopitonews

Author:chopitonews
海外の歴史的事件や重大事故を記録しています

最新記事