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忽然と道路から姿を消した主婦 南海高速道路主婦失踪事件

06 12, 2019
2013年5月、韓国慶尚道晋州市(チンジュ市)を通る南海高速道路上で単独事故が2件同時発生しました。その事故現場から中年主婦が忽然と姿を消してしまったのです。 以後彼女の行方は分からず終いです。 そして彼女の失踪後多額の生命保険支払いが待っていました。








単独事故から始まった疑惑




2013年5月27日午後8時5分。 ここは南海高速道路24番ムンサンインターチェンジ付近です。周囲は漆黒の闇に包まれていました。この晩、強い雨が高速道路の路面を打っていたのです。

そこに4台の車が先を争うかのように現場に差し掛かります。最初にこの現場で単独事故を起こしたのは中年主婦が乗るBMW X5でした。 同車は路肩のガードレールに接触、その場に緊急停車をしました。

その直後2台目の車が現場に到着。しかし同車の運転手は被害者の救助もせずにその場から逃げるように立ち去っていました。

更にその直後、時間にして最初の単独事故から約5分後、3台目の起亜自動車モーニングが同じ場所で中央分離帯に接触、BMW X5から20メートルも離れていない場所に緊急停車してしまいます。

最後にここに通り掛かった車の運転手がそれを発見し携帯電話を使用して警察に事故の一報を入れました。




忽然と姿を消した主婦




レッカー車が現場に急行し事故車両を現場から牽引、最寄の文山サービスエリアの駐車場にまで移動を行いました。 遅れて現場に警察の車両が到着します。 しかし警察官は現場から事故車両に乗っていたとされる主婦カン イムスクさん(失踪当時55、女)行方が分からなくなっている事にやっと気付きます。






慌てた警察が豪雨の中、高速道路上である事故現場周辺を探してもその主婦の姿は発見できません。 牽引されていた事故車両の中には主婦の所持品である鞄や財布、事故当時履いていたと思われる靴、そして雨傘が残されていたという不思議な状態でした。 しかしそこに主婦の姿は認められなかったのです。

警察はレッカー車の作業員に対して「この車の運転手は今何処にいる?」と尋ねますが、作業員は「事故現場に到着した時には主婦の姿は見られなかった」と証言を行いました。

そして事故現場で停車した2台目の車の運転手がその現場で「自分がこの場所にいた事は内緒にしておいて欲しい」と頼んだ後、その場から再び走り去っていた事も判明します。 




捜査は手詰まり




もう一方の事故車両である小型車のフロントガラスには人間の毛髪のような物が付着していたのを警察は発見します。それを分析した結果、人間の毛髪でありDNA検査の結果それは失踪した主婦の毛髪であると判明したのです。

この事実から警察は満足な捜査もせずに単に「この事件は高速道路上で単独事故を起こしたBMW X5に乗っていた主婦が事故後高速道路上に降り立ってしまい、そこに後続車がやって来て撥ねられてしまった。」と結論付けてしまいました。

しかし主婦の遺体は何処からも発見されなかったのです。 当時、この失踪事件は世間のあらぬ噂や憶測を呼び込んでしまいます。慌てた警察はこの主婦が失踪した事で世間に対し次のような説明を行いました。
「当事件では主婦が失踪したと気付いた後、警察官延べ2,000人を投入。 その他にも警察犬や警察所有のヘリコプターまで出動させ主婦の行方を追った。」
と弁明しました。

そしてこの事件は幕を閉じたかのように思われたのです。




目撃者が現れるも信用されず




実はこの事件には別の目撃者が存在していました。その目撃者は次のように当日の晩の様子を語っていたのです。
「あれは酷い雨の晩だった。 問題の事故現場近くを車で通り掛かった時の事だ。裸足のまま青い色のミニのワンピースを着た中年女性が路肩をひとりでずぶ濡れになって歩いていたんだ。 その姿を見てあまりにも哀れに思い彼女に現金10万ウォンか15万ウォンを手渡して別れた。」
しかしこの証言は警察からも信用される事がなかったようです。

そして主婦の夫は失踪した妻の事についてマスコミや警察に次のように発言していたのです。
「もう妻は死んでいると思う。そっとしておいてくれ。」




失踪女性には多額の生命保険金が掛けられていた




当時この失踪女性は多額の債務問題を抱えていました。そして失踪した妻には複数の生命保険が掛けられていたのです。それは毎月の掛け金が合計で130万ウォン(日本円で13万円相当)のものぼる高額でした。 死亡時には保険支払金として最大で7億3,000万ウォン(日本円で約7,300万円)の支払い権利が発生するのです。但し、保険金の請求権発生時期は失踪から5年後です。そして2018年に保険金請求の権利が発生するのでした。




失踪した主婦は顔面を整形して?




この事件は警察も「自動車事故」で片付けてしまったと思われたのですが、韓国の民放TV局(朝鮮放送)にある情報が寄せられたのです。それは「失踪した主婦は生きている。 彼女は顔面を美容整形で変え別人に成りすましている。」というものでした。

TV局の取材班が取材を重ねているとその証言を裏付けるような事実が次々と判明してきたのです。
「失踪した主婦の夫の元にこの5年間密会を重ねている女性が存在する」
というものでした。

取材班の問いかけに対し夫はそれを妻だとは認めません。 しかし取材班はその女性こそ酷い豪雨の晩に事故現場となった高速道路上から忽然と姿を消した妻である可能性が考えられると推測したのです。

またこの事実を元に当失踪事件は生命保険金絡みの偽装失踪疑惑まで持ち上がってしまいました。 TVでこの話題が取り上げられた後、警察も事件の再調査を考え出したようだとも言われています。

Posted in 韓国
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Author:chopitonews
海外の歴史的事件や重大事故を記録しています

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