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マリア・マルティネス失踪事件

07 15, 2019


ベビーシッター失踪事件



1990年、マリア・マルティネス(Maria Martinez)は米国アリゾナ州に住んでいた17歳のヒスパニック系の女性です。整った顔立ち、そして両耳に開けられたピアスの穴。 一見すると17歳の女子高生には見えない美しい容姿を持った女性でした。 この当時マルティネスはアルバイトを探していました。





そして地元のラジオ局に「ベビーシッターの仕事を探しています」という広告を番組の中で流して欲しいと頼んだのです。

10月12日、フェニックスのラジオ局は彼女の求職案内を番組の中で紹介しました。しかしこれが彼女の運命を大きく狂わせるきっかけとなるのです。マルティネスはこの時それを知る由もありません。

彼女の求職案内を放送で流したこのラジオ局はスペイン語のみで放送していました。 勿論マルティネスの求職はスペイン語で紹介されていたのです。 その案内を聞いていた人物もスペイン語が理解できる人間だと思われます。



リスナーからベビーシッターの依頼が寄せられる




放送翌日となる10月13日、マルティネスの元にベビーシッターの求職を聞いたという男性が連絡を入れてきました。

同日午前10時、マルティネスの自宅を男性が訪ねて来ます。 彼が求人を聞いたという本人でした。 そしてマルティネスはこの男性と一緒に家を出ていくのです。このことからマルティネスを訪ねて来た男性は「今日からベビーシッターを頼みたい」と要求をした事が分かります。

その日、マルティネスは自宅に戻って来ません。自宅では家族が戻って来ない17歳の娘マルティネスの身を案じて不安な一夜を過ごしました。

しかし両親の心配を他所に翌日マルティネスは自宅で待つ両親の所に電話連絡を入れて来ました。 心配していた両親は「早く家に帰ってきなさい」「今、何処にいるの?その人の家の住所は?」とせかすように電話口で娘を問い詰めました。

そしてマルティネスは両親に今いる家の住所を伝えようとしますがその瞬間電話が切れてしまいました。 どうやらマルティネスを連れて行った人物がこちらの住所を知られまいとして両親と会話中のマルティネスの通話を切ってしまったようです。これがマルティネスと親との最後の会話となってしまいました。この直後からマルティネスの行方は分からないままです。



移民ならではの葛藤




年頃の娘が姿を消してしまった事で、マルティネスの両親の不安は最高潮に達してしまいます。 今にも不安に押し潰されそうな両親は家の周囲や彼女が立ち寄りそうな店、そして顔見知りに「娘を知らないか?」と尋ねて回りました。しかし誰もマルティネスの行方を知りません。 

マルティネス失踪から1週間が経過した10月20日、両親は警察に出向き、「娘が失踪してしまった」と届け出る事になりました。

何故、この両親は娘の失踪から1週間も後になってから警察に失踪届を提出したのでしょうか? その理由はマルティネスの一家は移民だったからです。 移民許可証も持たない市民は米国に現在でも多数存在しています。 移民許可証を持たない彼らは発見次第身柄を拘束され本国に送還されてしまう運命なのです。 このことからマルティネスの両親は警察沙汰を避けてしまいました。

警察がそのベビーシッターの求職に応じた相手を調べてみてもその正体はつかめないまま時間だけが過ぎ去りました。 現在マリア・マルティネスが失踪してから早29年が経過してしまいました。 今彼女が存命であれば46歳の大人の女性になっている筈です。



Posted in 米国
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Author:chopitonews
海外の歴史的事件や重大事故を記録しています

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