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激動の朝鮮半島史 - 韓国海洋汚染の実態

08 07, 2019
韓国では地上で発生した廃棄物を海洋に投棄して処理を行っていました。それらは人間の糞尿、家畜糞尿、家庭から排出された生ゴミ類、下水排水処理後の汚泥などです。

20世紀の時代、韓国ではこれら廃棄物を陸上地域に穴を掘りそこに埋め立て処理を行うなどして産廃処理を行っていました。 ところが21世紀に入ると韓国政府は下水処理施設などで発生していた汚泥を含めて、地上での廃棄物埋め立て処理を全面禁止扱いとしてしまったのです。それは埋め立て用地の不足が原因でした。

こうなると地上で発生していた廃棄物の行きつく先は海洋しか残されていません。 こうして韓国内で発生した廃棄物は海洋投棄へと回されてしまったのです。


海洋投棄場所





漁業海域にも海洋投棄



これ廃棄物の海洋投棄は江原道や忠清南道などの沿岸地域を含む韓国沿岸の複数の沿岸で実施されてしまいました。 韓国に現存する海洋投棄の記録では2005年度に(年間)最大規模の海洋投棄を行っていた事が判明しています。 それは1、000万立方メートル規模であったと記録されています。


1988年~2015年までの28年間では蔚山沖、群山沖、浦項沖など複数の海域に投棄された陸上排出型廃棄物の総量は1億3、388万1千トンであると判明しています。

所がこれら海洋投棄処理されてしまった廃棄物は韓国沿岸の海洋汚染へと直結してしまいました。 この年、韓国政府は「海洋投棄水質管理総合対策」を発表します。 しかし韓国の産業界はこれに猛反発を示してしまいました。その理由は産業廃棄物処理コストの増大です。 この韓国産業界の反発が原因となり韓国政府の計画は大幅に遅れたのです。



日本海沿岸に流れ着く韓国からの漂流ゴミ



しかし韓国沿岸の海洋汚染は留まる所を知りません。当時既に我が国日本でも日本海沿岸地域で朝鮮半島で海洋投棄された産業廃棄物が海流に乗って海岸に大量に流れ着き社会問題化していました。 

中には危険な化学薬品を使い切らないまま韓国人が薬液入りポリタンクを海に捨て、それが日本の海岸に漂着し続けていたのです。 これらの処理は日本の税金を使って日本海側の自治体が行っていました。

韓国からのポリタンク漂着問題 (日本国外務省)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/korea/polytank.html

(参考1)平成20年度に日本海沿岸に漂着したポリタンクの数
 12,668個(うち韓国語表記3,715個)(平成21年1月30日時点 環境省調査)

(参考2)平成19年度に日本海沿岸に漂着したポリタンクの数
 43,034個(うち韓国語表記18,145個)(平成20年4月時点 環境省調査)




韓国で海洋汚染が表面化



2010年代に入ると韓国政府は自国沿岸海域の汚染に慌て始めます。その対策として手始めに行ったのは家畜糞尿や下水処理施設から発生した汚泥の海洋投棄を2012年度から禁じるという決定でした。 それまで海に捨てていた家畜の糞尿はこの時から表向き海洋投棄が不可能となったのです。

そして2013年度になると韓国政府は汚水の海洋投棄を全面禁止としました。 所が企業が排出する工場廃棄物類は最後まで規制を掛ける事が出来なかったのです。(その理由は上述通り)

その工場廃棄物に関しては2016年に海洋投棄が禁止されるまで待つしかなかったのです。 韓国政府は海洋汚染対策よりも自国企業の生産効率や生産コストを優先してしまったからです。

この頃、韓国政府は「これらの規制には対案が必要だ」と気付きます。 そして当時既に世界最先端の産業廃棄物リサイクル技術を持つ日本を手本にしました。

日本では下水処理場で発生した汚泥を加熱処理、焼却処理した物を家庭用有機肥料としたり、モルタル材料の一部に利用していました。 韓国でもこの技術を真似て汚泥焼却処分した後にモルタル材料の一部として再利用する事にしたのです。



漁民の反発



所がそれまでは、韓国の漁業関係者ですら沿岸海域に廃棄物を海洋投棄していた事実を知らなかったのです。

例えばセラミック製品やアルミニウム地金などアルミナ製造時に発生する廃棄物が存在します。 ポーキサイト鉱石からアルミナの成分を苛性ソーダを用いて高温化で処理、そして製品化するのですがその際に大量の赤泥廃棄物を発生させてしまうのです。

韓国では赤泥廃棄物まで沿岸海域に海洋投棄してしました。これら赤泥から特定成分を抽出する技術は先進国には複数存在していました。 しかし韓国はその技術のどれもが「金を掛けても割に合わない」レベルとして発生した赤泥は海洋投棄に回されていたのです。

赤泥を海洋投棄しないというロンドン条約も存在していましたが当時はこの条約に韓国は加入していなかったのです。 韓国がこの「ロンドン条約96年議定書」(※1)に加入したのは2009年(※2)でした。 

また赤泥以外にも韓国では建設現場から発生した建築材料などの建築廃棄物も海洋投棄していました。

※1.ロンドン条約及びロンドン条約 96 年議定書の概要(日本国・環境省より)
https://www.env.go.jp/council/toshin/t063-h1506/ref_01.pdf

※2.日本はその2年前の2007年に加入済み
「ロンドン条約1996年議定書」の加入書の寄託について(日本国・外務省より)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/h19/10/1175644_814.html




韓国沿岸海域の海洋汚染の酷さ



やがて沿岸の住民らがこの事実に気付く時がやって来ます。 2007年になると韓国海洋研究院が蔚山(ウルサン)の沿岸海域で海洋投棄が及ぼす海水の水質変化調査に着手したのです。



蔚山市街地パノラマ 画像出典 Wikipedia.org


するとその結果は生物の生息環境に適さない所の騒ぎでは済まず、例え脱塩処理した海の水を工業用水に回してもそれは工場でも利用できない程に汚染度合いが酷いと評価されてしまいました。

この頃蔚山の東海域一帯は重金属汚染されており、カドミウムやクロム類などの重金属類に酷く汚染されていました。 比較対象とされた韓国の別の沿岸海域と比べると蔚山東海域は+70%(1.7倍)、 蔚山南~西側海域は+50%(1.5倍)の汚染度合いを見せてしまいました。

そしてこれらの調査結果を基に蔚山沖合の重金属汚染浄化に自然がどの程度の時間を掛ければ環境が復活するか?と試算した所、「自然がこれらを浄化(自然浄化による生態系回復能力)させるのに必要な時間は数10年から最大で100年規模の時間が必要となる」と判明したのです。

・蔚山南東海域の表層水銀汚染 0.02mg/kg
・群山西海域の表層水銀汚染 0.06mg/kg

・慶尚北道東海岸海域 水銀は基準値の3.8倍
・同上        クロムは基準値の3.1倍
・同上    鉛は基準値の2.1倍
・同上        銅は基準値の1.6倍
・同上        亜鉛は基準値の2,9倍



ズワイガニ漁禁止命令



この結果に慌てた韓国政府は廃棄物海洋投棄海域でのズワイガニ漁に対して禁止命令を出しています。 しかしそれは表向きの処理であり、実際には当時この海域で行われていたズワイガニ漁を取り締まった記録は残されていません。 事実上野放しでズワイガニ漁は同海域で行われていたとされ、水銀汚染やカドニウム汚染されたズワイガニは韓国人の食卓に提供されていたといわれています。



画像出典 Wikipedia.org


この韓国海洋部がまとめた「陸上廃棄物排出海域による汚染状況」リポートは2010年10月の時点で韓国の国会でその存在が明らかにされています。

そこでも前出の郡山の沿岸海域200kmと浦項海域東方125kmに関してはそれぞれ20%と53%の海域部分の海底が陸上で排出された重金属類によって海域汚染され、その生態系は大きく破壊されただけでなくその海域で獲れた魚介類を食べる事で人間の健康に影響を及ぼすレベルだと発覚してしまいました。





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