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オカルト事件? エリサ・ラムの不審死事件

09 15, 2019
エリサ・ラム(Elisa Lam)は中国系カナダ人でした。 彼女の両親は中国・香港出身でしたがその後カナダに移住、その地で飲食店の経営を始めました。その夫婦の娘エリサ・ラムは2つの精神病を患っていましたがブリティッシュ・コロンビア大学に進学したのです。





折角大金を掛けてまで進学した大学でしたがそこでの生活はうまく行きません。 進学は果たしたものの精神病が原因で出席率は徐々に落ちていくのでした。こうして他の生徒と比較して出席率が著しく下がってしまったラムは21歳となっていた2013年1月、ロサンゼルスで一人旅を楽しんでいたのです。彼女はその単身旅行を「my whirlwind adventure.(私の旋風の冒険)」と名付けました。





1月26日、ラムはロサンゼルスにやって来ました。彼女が宿泊先に選んだのはオカルトマニアの間では名の知れた「セシル・ホテル」でした。当初ラムはこのセシル・ホテルに4泊する予定だったようです。

そのセシル・ホテルですが凶悪殺人事件発生の際犯人が犯行前日に宿泊した後に殺害を実行したり、同ホテル内でも宿泊客の自殺や失踪事件が多発していたと噂されたホテルでした。

セシル・ホテルにチェックインした後のラムは公共交通機関を利用してロサンゼルスの街を移動しながらその光景を撮影、撮影した画像は自身のFacebookに投稿を繰り返しました。 そこには動物園で撮影された画像など複数が紹介されていたのです。



ラムの奇行が問題となる



旅行中でもラムはカナダに住む両親と毎日電話で連絡する義務を負っていました。しかし同月31日を最後にラムからの電話がカナダの両親の元に届かなくなってしまうのです。

これに慌てた両親はロサンゼルス市警(以下はLAPDと統一)に対して「娘がロスで行方不明になっています」と捜索願いを提出、その両親もカナダからロサンゼルスに急遽やって来ました。

LAPDは行方不明になったラムの足取りを追うために警察犬まで出動させたとしますが何故かその警察犬の嗅覚でラムを追跡する事ができなかったのです。

慌てたLAPDは親の承認の下、ラムの顔写真入りのチラシを作成し配布を開始しますがそれでも彼女に関する情報は入手困難を極めました。

それでも一番有力な情報は31日に書店「Last Bookstore」での買い物でした。 ホテルから数ブロック離れた場所までラムは徒歩で移動し書籍やCDなどを買い求めていた事が判明しました。 その店の店主オーファン(Katie Orphan)は「失踪した女性とは会話を交わしたわ。とても良い感じの人に思えたわ。」と証言をしたのです。来店時間から判断してラムはその後セシル・ホテルに戻ったようです。



エレベーターのCCTVに撮影された奇怪な映像



2月15日、ラム失踪から既に2週間が経過していました。 LAPDはラム・ホテルからエレベーター内に設置されていたCCTVの記録映像を入手し分析を行っていました。するとその映像からラムが奇妙な行動を取る様子が逐一映し出されたのです。その記録動画は2月1日未明に記録されたものでした。

CCTV記録映像の中のラムは赤いスエットシャツと黒色短パン、足元はサンダルという井出達でした。 この格好のラムがエレベーターのかご室内に一人で入って来ました。

所がラムが操作盤の行き先階ボタンを次々に乱打し始めるのです。 かご室のドアは閉まらずエレベーターは動く気配すらありません。

しばらく後にラムは再びかご室内から外の通路を覗き込み、通路の様子を伺うような行動を取るのです。しかし通路に誰かが存在するような気配はCCTVの映像からは確認できません。



https://youtu.be/3TjVBpyTeZM


再びかご室内に戻ったラムは操作盤のボタンを次々に押してみるのです。そして三度外に出ると通路に立ち、何やら呪いのような行動を取り始めるのでした。それは両手を呪文に合わせて振る魔女の魔術のような行動でした。

そしてかご室のドアは一度閉じるのですが、直ぐにドアは開きます。これが2度繰り替えされましたがエレベーターの外側にはラムの姿も第三者の姿も見る事ができません。

それはまるで目に見えない何者かがエレベターの行く先ボタンを操作しているかのようです。 

これが判明しているラムの最後の行動でした。



水道水が臭く、そして濁る



ラムの失踪から数日後、ホテルの宿泊客から苦情がフロントに寄せられるようになります。それは「シャワーの水の出が急に悪くなったようだ」「部屋の水道の水が臭い」「水道の水の味がおかしくないか?」というものでした。そして「シャワーを流すとその水の色が何やら薄黒く濁っている」というように苦情は酷くなっていきました。

失踪19日目、ホテル側は管理業者を呼び屋上の給水設備の点検を行います。 このホテルの貯水槽は4つのタンク(合計貯水量4,000ガロン)で構成されていました。点検を始めた保守業者はその貯水槽の中に存在してはならないものを発見してしまうのです。


ラムの遺体を発見



この時、保守点検業者は1つの貯水槽の中に女性と思われる水死体を発見してしまったのでした。 発見当時、遺体は全裸状態であり生前着ていたと思われる衣類は全て水底に沈んでいたのです。 

遺体は死後かなりの時間が経過していたと思われ、体の細胞は水を含んでしまいまるでマシュマロマンのようにその体は膨張していました。 まだ寒い2月中旬とはいえ体内でも腐敗ガスの発生が始まっており、体内に溜まった腐敗ガスはその体を水面に浮かばせる事になったのです。 体表には死斑が無数に発生しておりそれは見るも無残な姿でした。

通報で駆け付けたLAPDがその遺体を回収しようとしても全高3メートルもある貯水槽の開口部ハッチ部分よりも膨張した遺体の方が大き過ぎて回収が不可能と判断されてしまいます。LAPDはホテル側の許可を得て貯水槽の開口部を広く切断しやっと遺体の回収に成功するほどでした。

この時既に現場では「水死体は行方不明になっているラムだろう」との話が出始めていましたがLAPDはそれを認めません。



麻薬の使用は認められず、レイプの痕跡もなし



司法解剖の結果、その水死体は失踪していたラム本人であると断定されました。 LAPDがその事実を公式に発表したのは2月21日になってからでした。 遺体発見の2日目の事です。
「それはラムです」
LAPDのフィゲロア(Diana Figueroaはマスコミに対して遺体の確認情報を告げたのです。

遺体の腐敗はかなり進行していたもののLAPDは麻薬の使用テストを行います。その結果ラムの遺体からは麻薬の検出は認められなかったとされます。

また遺体には性的暴行を受けた決定的な痕跡は認められなかったとされました。

所がこの事件が殺人であるか?または単なる転落事故または自殺であるか? LAPDは判断に苦しんだようです。その理由のひとつが貯水タンクの開口部ハッチ部分までラムの遺体をどうやって3メートルも持ち上げる事が出来たのか?という疑問でした。





オカルト殺人?



このラムの失踪事件ではLAPDも明確な結論を導き出せなかったといわれています。 ラムの事件に先駆ける事8年前の2005年、米国で有名ホラー映画「ダーク・ウォーター」が公開されていました。

このダーク・ウォーターとラムの事件に一部共通性がある事からオカルトマニアの間では「ラムの失踪事件はオカルト絡みだ」とまで言われるようになったのです。

その理由は前述のエレベーター内CCTVの記録動画が元となっていますが流出してしまった同動画のタイムスタンプは加工されている事から、途中で編集が行われていた可能性が否定できないのです。

一方ラムの両親は娘の死亡事故に関してその責任の所在をセシル・ホテル側に押し付けようとしました。両親はセシル・ホテル相手に訴訟を起こしています。その理由は「危険な貯水槽を厳格な管理下に置かなかった為に娘は水死した。」というものでした。 しかしその両親の起こした訴訟は棄却扱いとされてしまいます。

事件から6年が経過した今もこの事件はオカルト絡みだ等との憶測を呼び続けているのです。






Posted in 米国
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Author:chopitonews
海外の歴史的事件や重大事故を記録しています

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